すっかり秋らしくなってきた今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
読書の秋、スポーツの秋、いろいろありますがやはりcottaスタッフとしては「食欲の秋」でしょう!
ということで、友人への手土産を買うという言い訳を自分にしながら出かけました。
今年の4月にリニューアルオープンした「オーボンヴュータン」。
今更説明も不要な気がしますが少しだけ。日本のフランス菓子界の草分け的存在のひとりである河田勝彦シェフによる、フランス伝統菓子・古典菓子を数多く取り揃える名店中の名店です。フランスでもお目にかかれないような古典菓子も、フランスをそのまま持ってきたようなクラシックなケーキも、ここに来れば食べることができる。河田シェフが日本洋菓子界に残した功績は計り知れません。
リニューアル直後は連日大盛況、毎日すっごく混み合っているという話を聞いていたため、足が遠のいておりましたが、そろそろ客足も落ち着いてきたんじゃないかと思い、行ってきました。
商店街中程にあった旧店舗から商店街の少し奥に場所を変え、一軒家パティスリーとなった「オーボンヴュータン」。赤と白のコントラストが映える外観。
赤いファサードには「KAWATA Pere et Fils」の文字。直訳すると「河田父と息子」となります。親子で紡いでいく「オーボンビュータン」の系譜、というメッセージなのでしょうか。
店内に入ると、右手から焼き菓子コーナー、チョコレート、コンフィズリー、生菓子、グラス(アイスクリーム)と壁伝いにショーケースがぐるっと並んでいました。
フランスの伝統的な焼き菓子のラインナップはさすがです。ここでしか見たことのない焼き菓子がいっぱい!
パートドフリュイ、ヌガー、カリソン、ギモーヴ・・・こんなにコンフィズリーの種類が豊富な店、フランスにもありません!(多分)
ジャムと一緒に瓶詰めされているのはオリーブ。河田シェフの息子さんは本場パリでシャリュキュトリーの修行をしてきたコックさんで、このオリーブをはじめ店内奥にはパテドカンパーニュや生ハムなど自家製シャリュキュトリーが並ぶショーケースがありました。
さらに奥にはイートインスペースがあり、ランチタイムを楽しんだであろうお客様でいっぱいでした・・・。
ここまで来てお気づきの方もいらっしゃるでしょう、この日は日曜日。来店したのは昼下がりの14時半。
生ケーキ・・・売り切れでした(泣)本当に一つもありませんでした(泣)
後でスタッフの方に確認したところ、日曜日はもっとはやく伺わないと生ケーキにはありつけないとのことでした、、、。
みなさん!来店は日曜の午後は避けましょう!!(泣)
とにかく今日はもうケーキは出てこないということで、泣く泣く焼き菓子数点とお土産を購入し、肩を落としながら店を出ました。。。
購入した焼き菓子はこちら。
左が「ヴィジタンディーヌ」、奥が「ガレットブルトンヌ」、手前が「アマンディーヌ」、右が「コンヴェルサシオン」。
「コンヴェルサシオン」というお菓子、ご存知でしょうか?
あまりに大好きなので(個人的な感情ですみません)紹介させていただきます!
フランス語で「会話」という意味のこのお菓子は、パイ生地の中にアーモンドクリームを詰め、グラスロワイヤルをかけたパイのお菓子で、細長く切ったパイ生地を格子状に乗せることで「会話」が行き交うイメージを表しています。
パイとアーモンドクリームという黄金コンビに、グラスロワイヤルの甘さが見事にマッチしてとってもおいしい!
この「コンヴェルサシオン」しかり、「アマンディーヌ」しかり、こちらのお菓子は生地がとにかくおいしいんです。味も食感も「こんなのが食べたかったんだよー!」と思わせてくれる説得力を持っています。この4種類の焼き菓子は特におすすめです(結局いつもの好きなやつを買ってしまいました)。
あー美味しかった。ごちそうさまでした。
と、終わりたいところなんですが、実はこの後、生ケーキを食べられなかったことがあまりにも悔しくて(笑)、このままじゃ今日が終われない!という衝動にかられ、やってしまいました。ケーキ屋さんのハシゴ。
結局「オーボンビュータン」を出てから3件のケーキ屋さんにお邪魔し、全てのお店で生ケーキを頂いてしまいました・・・。売り切れの衝動恐るべし!
次回、cottaスタッフが行くケーキ屋ハシゴの旅後編で、その全貌が明らかに!
つづく。
店舗情報
◆オーボンヴュータン (Au Bon Vieux Temps KAWATA Pere et Fils)
住所:東京都世田谷区等々力2-1-3
TEL:03-3703-8428
定休日:火曜・水曜(祝日の場合は、営業する場合あり)
営業時間:9:00~18:30
12-14時の間、イートインは食事メニューのみで、スイーツのみは利用不可。